【2022年版】懐かしすぎる1990年代傑作テレビゲーム 9選

【2022年版】懐かしすぎる1990年代傑作テレビゲーム 9選

90年代はテレビゲームにおいても黄金期と呼ばれています

80年代のゲーム機はファミコンが一強で、ブームもファミコンに限ったものでした。しかし、90年代になると任天堂以外にもゲーム市場に参入を始めた企業が新たなテレビゲーム機をリリースし始めます。

1994年にSONYが初代プレイステーションを、セガも同年にセガサターンを発売し、すぐに人気のゲーム機となってファンに支持を得ていきます。

任天堂もファミコンに続くプラットフォーム機であるスーパーファミコンを1990年に販売。すでに前年の1989年にはゲームボーイをリリースしており、携帯ゲーム機といった新しい領域にも進出し1990年代のゲーム市場は過熱を極めていきました。

そんなゲームが熱かった1990年代、家庭用ゲームの黄金期と呼ばれた時代に子供たちが夢中になったゲームを振り返ってみましょう。

バイオハザード(1996年/カプコン)

バイオハザード

(出典:カプコン

それまでにホラーをテーマやコンセプトにしたゲームはいくつか販売されていましたが、バイオハザードは独自の「サバイバルホラー」といったジャンルを1996年にリリースしたこの作品で確立しました

1989年に同じくカプコンからリリースされたホラーゲーム「スウィートホーム」が、バイオハザードシリーズのモデルとなっているとも言われています。

バイオハザードハザードシリーズの特徴といえば、何といっても流血やグロテスクで過激な描写ではないでしょうか。それまでの一般的な家庭用ゲームの表現からはかけ離れたリアルな血しぶきやゾンビの動きに当時の少年たちは本気で怖がったものです。

初期のバイオハザードはアクションよりも探索に重きをおいたゲームだったので、アクションゲームに必要な反射神経の良さをそこまで必要としなかったのでゲーム初心者でもプレーがしやすかったのを覚えています。

カメラアングルもプレイヤーの視点ではなく、第三者的なアングルなのでまるでホラー映画を見ているかのような没入感がありました。シリーズを重ねていく毎にカメラアングルは変化していきます。

90年代だと、テレビゲームは子供向けという認識が一般的でしたが、バイオハザードの写実的で緻密な世界観と操作性は大人がプレイしても十分に楽しめるものでした。

スーパーマリオカート(1992年/任天堂)

スーパーマリオのキャラクターが今度はカーレースで勝負マリオシリーズの舞台をコースに変えてのアクションレースゲームは日本だけではなく世界中でも大人気のシリーズです。

1992年に発売されたシリーズ第一作目から完成度は高く、普通のレースゲームよりもアクション性やギミックに富んでいるのが特徴です。

ただ速さを競い合うだけではなく、アイテムを使って相手の走行を邪魔したり、どれだけ自分が有利になるかを仕掛けたりと従来のレースゲームに興味がないユーザーも大いに取り込むことに成功。

1人でも十分楽しめますが、友人たちと集まってマリオカートをすると更に楽しい!ゲームの操作性だけでなく、プレイヤーのライフスタイルにまで影響力を持っているゲームではないでしょうか。

ストリートファイターII(1992年/カプコン)

90年代のカプコンは様々なジャンルにおいて人気ゲームを発売していました。

ストリートファイターⅡもその内の一つ。元々はゲームセンターにおかれていたアーケードゲームでしたが、対戦型格闘ゲームブームの火付け役となり大ヒット。多くの子供たちをゲームセンターに呼び込んだタイトルでした。

1992年にスーパーファミコンにて発売されたことで、人気はより加速。ゲームセンターでプレイするのに一回100円掛かるところ、スーファミ版なら家で好きなだけプレイできるとあって購入する人が後を絶ちませんでした。

スーパーファミコン版のストリートファイターⅡの販売本数が国内販売で約288万本、世界累計販売本数が630万本なので、本当に売れていたんですね。当時の子供たちのほとんどはストⅡに夢中でした。

試合に時間制限がある、ボタンにはパンチとキック、弱、中、強が割り振られていてレバーとボタンの組み合わせで多彩な技が出せるといった、決して難易度が低くはない操作性も当時は画期的でした。まさに子供がハマりそうな要素を満たしていましたね。

ストリートファイターⅡは、後にキャラクターを追加して新作品がどんどん作られていく人気のシリーズになり、アニメ化、漫画化、映画化もされゲームの枠を飛び越えてファンに支持されていきます。

すでに発売から約30年以上も経過していますが、ストリートファイターⅡは対戦型格闘ゲームの元祖としていまも旧さを感じさせません。

バーチャファイター(1994年/セガ)

1993年にアーケードゲームとしてリリースされたバーチャファイター (Virtua Fighter) は、それまでのゲームユーザーや対戦型格闘ゲームファンに衝撃を与えました。

それまでの格闘ゲームは2Dであることが基本でしたが、バーチャファイターは3Dの人型キャラクターがスムーズに動き、尚且つ闘うことを実現したからです

それまでのキャラクターがドットと呼ばれるピクセル描画であったのに対し、バーチャファイターはポリゴン(立方体)でキャラクターを表現しました。

キャラクターだけでなく舞台や背景もポリゴンで表現しており、キャラクターの立ち位置や奥行きを三次元的に感じながらゲームをプレイすることは革新的なことでした。

1994年にセガがリリースしていた家庭用ゲーム機セガサターンに移植してのリリース。アーケード版と比較しても操作性は良く、バーチャファイターの人気はジワジワと高まっていきました。

バーチャファイターによる大会も各所で開かれるようになり、「池袋サラ」といった人気プレイヤーも生まれるほどに盛り上がりました

ポケットモンスター 赤・緑(1996年/任天堂)

ポケットモンスター 赤・緑(1996年/任天堂)

(出典:ポケモン

1989年に任天堂から発売された「ゲームボーイ」は本格的な携帯型ゲーム機で、ケーブルをつないでの通信対戦も可能なことも大きな話題を呼びました。

「ゲームボーイ」の初期のヒット作は「テトリス」などパズルゲームが多かった印象でした。

しかし、1996年に発売された「ポケットモンスター赤・緑」はRPGをベースとしたゲームでありながら魅力的なポケモン達を集めて、育成するといった楽しみもあり大ヒット。

ポケモン図鑑を完成させる目的とポケモンというゲームの世界観がしっかりと構築されていることがヒットの秘訣でしょうか。

「ポケットモンスター赤・緑」は累計で800万本を売り上げ、ゲームボーイのソフトとしては一番のヒット作となりました。別バージョンには「ポケットモンスター青」があり、モンスターの出現率や出現するモンスターに違いがあるなど、こちらも話題となりました。

すでに説明不要なほどの人気シリーズとなり、ゲーム以外にも様々なメディアミックスがなされています。

メタルギアソリッド (1998年/コナミ)

メタルギアソリッド

(出典:コナミ

1998年にリリースされた「メタルギアソリッド」は、メタルギアシリーズの3作目。シリーズ初のポリゴンを使用した戦術諜報アクションゲームです。いわゆるステルスゲーム」と呼ばれる隠れることを主軸にしたアクションがメインとなっています

当初はパナソニックの家庭用ゲーム機「3DO」での開発が進められていましたが、パナソニックがゲーム市場から撤退したことを受け、SONYのプレイステーションから発売されました。

詳細で緻密なキャラクター設定や、ハードボイルドなストーリーが人気で続編や関連シリーズが後にいくつもリリースされました。

多くのファンを持っているシリーズで、現在でも人気のゲーム作品です。

ファイナルファンタジーVII(1997年/スクエア)

大人気RPGシリーズ「ファイナルファンタジー」シリーズの7作目で、それまでは任天堂のファミコン、スーパーファミコンでリリースされていましたが今作品では初のプレイステーション用ソフトとしてのリリースがされました。

「ファイナルファンタジー」では2Dキャラクターのコミカルなグラフィックが特徴的でしたが、今作ではキャラクターは3Dで描画されています。

キャラクターだけではなく背景も、ゲーム機のスペックを活かして緻密に描かれており、CGによるムービーが各イベントに挿しこまれています。

横向きだったバトルシーンも3Dに変更されるなど映像表現は格段にアップ。ストーリーも壮大なSF映画のようで、全てにおいてそれまでのシリーズよりも進化を感じさせてくれました。

発売3日で販売本数が200万本を突破、日本での累計販売本数は328万本に達し、商業的にも大成功した作品です。

ゼルダの伝説時のオカリナ(1998年/任天堂)

任天堂から発売されたNINTENDO64用ゲーム作品ゼルダシリーズでは初の3Dアクションとなった「ゼルダの伝説時のオカリナ」

他の90年代のゲーム同様に、この年代は飛躍的にゲームのハード面が向上しグラフィックも2Dから3Dが当たり前になりました。ハードのスペックが向上することで、より操作性の自由度も高くなっていく傾向が強くなりました。

発売は1998年の11月末で、クリスマス商戦に合わせたリリースでした。本作は日本だけでなく海外での人気も高く、国内累計販売本数は約145万本、世界全体では約760万本と大ヒットしています。

スチャダラパーのBOSEさん、ユースケ・サンタマリアさん、前田日明さん、藤原竜也さん、稲森いずみさん、深田恭子さんなど多くのタレントや有名人を起用したCMも話題となりました。

スーパーマリオ64(1996年/任天堂)

1990年代でもテレビゲームの顔といえばスーパーマリオシリーズ。1996年にNINTENDO64用のローンチソフトとしてリリースされた「スーパーマリオ64」は、「スーパーマリオ」シリーズ初の3Dアクションゲーム。

1996年にもなれば一通りのゲームジャンルで3D作品は出ていましたが、操作できるフィールドはまだまだ限定的でした。しかし、「スーパーマリオ64」ではフル3Dアクションがうたわれており、実際に操作してみると本当にマリオが縦横無尽に3Dで動き回ることに感動しました。

マリオが3Dでジャンプする、走る、泳ぐ、すべる、空を飛ぶ、さらにはクッパのしっぽを掴んでジャイアントスイングまでしてしまう。他の3Dアクションゲームが霞んでしまうほど画期的なゲームでした

まとめ

1990年代の10年間には短い期間でありながら様々なゲーム機と名作ゲームが生み出されました。

90年代に小学生、中学生だった人なら記憶に残るゲームがいくつもあるんじゃないでしょうか。

現在では各段に進化したゲームですが、昔のゲームは昔のゲームでまた良さがありますね。